【デジタル人材の不足を解消】シニアのIT人材について解説!
- 採用
1.はじめに
「自社のIT化を進めるために、デジタル分野の知見がある人材を採用したいが、IT人材の採用が難しい。」
「自社でIT人材を採用するのは難しいのではないか?」
このような悩みを抱える採用担当者は多いと思います。
中小企業・ベンチャーは常に人手不足だと言われており、そもそも人材を採用するのも難しい状況です。
デジタルの知見を持った人材ともなると、採用の難易度はさらに高くなります。
そこで注目されているのがシニアのIT人材の採用です。
一般的にはIT人材というとデジタルネイティブと言われる、若い世代をイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、シニアのIT人材ならではの強みもあります。
この記事では、企業のIT人材不足を解決するシニアのIT人材について解説します。
2.シニアのIT人材を採用するメリット3選
①経験が豊富で解決策を生み出せる
シニアのIT人材を採用する一つ目のメリットとして、経験が豊富であることが挙げられます。
元々エンジニアとして働いていたが、50代になってからは、前線での開発を若者に任せるようになる方もいます。
体力面や知識の吸収速度は若者にはかなわないかもしれませんが、今まで学んできたエンジニアとしての知識や経験はシニアのエンジニアならではの強みです。
若者のように知識を吸収し、最新のネット上の情報から解決策を導く人材も必要ですが、ネット上には掲載されないような昔の経験から解決策を導き出す人材も必要なのではないでしょうか?
②同じ会社で長く仕事を続けてくれる可能性が高い
シニアのIT人材を採用する際には、スキル面だけでなく、どれだけ一つの会社に勤めているのかも見なくてはいけません。
シニアのIT人材の経歴を見て、一つの職場に長い期間とどまっていることが分かれば、短期間で離職されることはあまりないということが予測できます。
若手のIT人材はスキルさえあれば、他社に雇ってもらえることが多いので、早々に転職をしてしまうかもしれませんが、シニアのIT人材には若手のIT人材ほどたくさんの選択肢があるわけではないので、自社の業務を愚直にこなしてくれる可能性は高いでしょう。
③若いIT人材に技術を受け継ぐことができる
シニアのIT人材を雇う最後のメリットとして、若いIT人材に技術を受け継ぐことができるということが挙げられます。
前線の開発をする従業員として働くことが出来なくなったシニアのIT人材でも、企業のITのレベルによってはIT人材を育成する役割を担うことができます。
ITの知識が身についていない若手の社員の技術の向上や知識の習得を促進するために、経験豊富なシニアのIT人材を採用してみてはいかがでしょうか?
3.シニアのIT人材を採用するデメリット3選
①新しい業務の知識や技術への対応力が低い
年齢が高くなると今までの経験が全てだととらえてしまい、固定観念にとらわれてしまう人も多いです。
IT業界では特に、新しい技術が生まれるため、今までのやり方を変えなくてはならない機会が多いです。
最先端の技術を使う場合はシニアのIT人材を採用することがデメリットになる可能性があります。
②指示を出すのが難しい
シニアのIT人材を採用できたとしても、若手のリーダーが多いIT業界の場合、かなり年の離れた方に指示を出すのを難しく感じるかもしれません。
若手の従業員の方が、役職が上だったとしても、指示の出し方が失礼だとシニアの人材は不満に思う可能性があります。
若手の社員は年上の従業員を敬う気持ちを持ち、年上の従業員は年が上だからと言って、意見を無理やり押し付けないように気を付けるなど、お互い謙虚な態度が求められます。
③体力がない
シニアの方は、体力の面でも問題があるかもしれません。
エンジニアは想像以上に体力を使う職種であり、エンジニアとしての働き方はシニアの方にとってはきついかもしれません。
納期の関係、想定外のトラブルなど、IT系の仕事となるとスケジュールがタイトになることもあります。
年齢を重ねると体力はどうしても衰えてしまうため、シニアの方でもなるべく効率的に仕事ができるように、環境を整えましょう
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
若手のIT人材が不足している企業でも、経験や信頼感のあるシニアのIT人材を採用することで企業のデジタル化の推進をすることができます。
少子高齢化により、これからは若い人材の不足が深刻化していくことが考えられます。
遅かれ早かれ、デジタル人材を確保しなくてはいけないことを考えると、シニアの人材の採用に目を向けてみるのもいいかもしれません。
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