IT人材の採用に「人材紹介」を利用するメリット・デメリットを徹底解説!
- 採用
デジタル化が加速していることもあり、IT業界の会社のみならず、多種多様な業界においてIT人材のニーズは高まっています。
しかし、自社が求めているようなスキルを持ったIT人材を狙い通りに採用できている企業は少ないでしょう。
そこで今回は、自社に合ったIT人材を採用するための人材紹介の上手な使い方についてご紹介します。
1.IT人材とは
そもそもIT人材とはどういった人材のことを指すのでしょうか?
IT人材は大きく分けると、「ITを活用できる人材」と「ITを開発できる人材」の2つに分かれます。
ITを活用できる人材としては、自社に既に導入しているシステムを使って業務を進めたり、アプリケーションを活用して自分の業務を効率化するなどのスキルを持った方が挙げられます。
また、ITを開発できる人材としては、ITを使ったサービスや商品を開発できる方が挙げられます。
IT業界の会社であれば、自社商品のとしてシステムやアプリケーションの開発を求められるでしょう。
IT業界以外でも、社内で使っているシステムのカスタマイズを行うなどの場合は、こういった人材が必要となるでしょう。
これらのIT人材は、今後さらなるデジタル化、DX化が進んでいくことを考慮すると、どの企業においても必須の人材となることが予想されます。
しかし、現段階においてもIT人材の採用に苦戦している企業が多いのではないでしょうか。
次の章では、IT人材不足の現状について解説していきます。
2.IT人材不足の現状
各企業でIT人材へのニーズは高まっていますが、それに対して満足のいく採用が出来ていない企業が多いのが現状です。
上手く採用が出来ない要因として、市場全体におけるIT人材の不足が挙げられます。
経済産業省の『IT 人材需給に関する調査(2019年3月)』によると、2030年には最低でも16万人、多いと79万人のIT人材が不足すると言われています。
つまり現段階でも採用が難しいIT人材ですが、IT人材の市場における供給量が足りなくなってくることから、今後より一層採用の難易度が高くなってくることが予想されます。
3.IT人材を採用する「人材紹介」とは?
ここまでIT人材はどういったものか、そしてその採用が今後ますます難しくなっていく可能性が高いとお伝えしてきました。
では、どういった手法であればIT人材を採用できるのでしょうか。
IT人材を採用するための手法の一つに「人材紹介」があります。
人材紹介とは、お仕事を探している方を人材紹介会社から紹介してもらい、自社に合った方がいれば採用するという、採用手法です。
近年、人材紹介サービスを提供する企業も、利用する企業も増加してきており、新たな採用の方法として定着しつつあります。
また、医療介護業界や、ドライバー業界など、特定の業界に特化した人材紹介サービスも登場してきており、IT業界に特化した人材紹介を行う企業も複数存在しています。
4.IT人材を人材紹介で採用する3つのメリット
では、IT人材を採用する際に人材紹介を活用することにはどういったメリットがあるのでしょうか。
①リスクなく採用を進められる
人材紹介は、転職希望者の方を採用した段階で。採用した企業から人材紹介会社に手数料を支払うという、成果報酬型のビジネスモデルです。
つまり、採用をしたい企業にとっては、求人を出したり、面接をしたりする段階では料金は一切発生しないということになります。
求人広告でIT人材のような採用難易度の高い人材を募集すると、お金をかけて求人は出したものの全く反応がないといった事態になることも少なくありません。
そういったリスクを避けるためにも、IT人材に関しては人材紹介を活用することがおすすめです。
②採用の手間が少ない
人材紹介で採用する場合、求人の作成や、募集活動、応募の一次受付などはすべて人材紹介会社が行います。
そのため、自社の採用担当者は採用活動における面接業務のみを行えばよいため、大幅に採用の手間が削減できます。
中小企業の場合、採用担当を専任で配置することが難しかったり、社長自らが採用業務を行っていることも少なくないです。
そういった企業にとっては、手間の削減という意味でも人材紹介は魅力的なサービスとなるでしょう。
③自社に合った人材を厳選して採用することができる
人材紹介では、求人を作成する際に、人材紹介会社にどういった人材を採用したいかを事前に共有し、それに適した人材のみを紹介してもらうことができます。
つまり、自社に合った人材との面接のみを行うことができるようになります。
また、採用を決定するまで、何回でも無料で面接を実施することができるのが人材紹介です。
つまり納得のいくまで、自社が求めるような人材と何回でも面接することができるため、ハードルを下げて採用するということがなくなります。
良い人材を採用するといった点でも、人材紹介は有効な手法になります。
5.IT人材を人材紹介で採用する3つのデメリット
IT人材を人材紹介を活用して採用することには多くのメリットがあります。
しかし、同時にデメリットも存在しています。
①採用コストが高くなる
人材紹介では、成功報酬として採用した方の年収の約30%を人材紹介会社に支払うことになります。
例えば、年収が500万円の人材を採用した場合、約150万円の紹介手数料、採用コストがかかることになります。
これは、求人広告などの他の採用手法を使う場合よりも、採用コストとしては高くなるでしょう。
採用コストという観点では、人材紹介を活用することはマイナス面も大きいです。
②すぐに採用できるとは限らない
人材紹介では、自社が欲しい人材について人材紹介会社に共有し、当てはまる方がいた場合に紹介を受けるという流れになります。
そのため、自社が求める人材を人材紹介会社が保有していない場合は、紹介を受けて面接を実施することができません。
つまり、今すぐにIT人材を採用したいといったニーズは満たせない可能性があるということです。
退職者の穴埋めなどで、早期にIT人材を採用したい場合は人材紹介は適していないかもしれません。
③自社に採用ノウハウがたまらない
人材紹介は、採用活動の一部分を人材紹介会社に任せることができるため、採用の手間を削減することができます。
しかし、外部の会社に任せるということは、自社の中に採用におけるノウハウが蓄積されないということになります。
企業として採用活動は永続的に実施するものであるため、そこにおけるノウハウがたまらないというのはデメリットになるでしょう。
6.まとめ
いかがだったでしょうか?
IT人材は業種業界問わず、欠かせない人材であり、今後ますます採用は難しくなっていくことが予想されます。
また、IT人材のような採用難易度の高い人材を採用するのに適している手法としては、人材紹介が考えられるでしょう。
自社のデジタル化を加速するためにIT人材を採用したいと思った方は、人材紹介会社に一度相談してみてはいかがでしょうか。
また、デジタル人材採用.comでは、企業に必要なデジタル人材の採用をサポートしております。
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