身近にキケンが迫っている?企業のセキュリティ被害のよくある例7選!
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ヒト・モノ・カネと同様に、「情報」が非常に重要となっている現代社会。
会社の中には従業員の個人情報や、顧客との取引状況など、様々な重要な情報が保管されています。
企業はその情報が外部に流出しないように、セキュリティ対策を整えることが非常に重要です。
では、どのような被害に対して備えておく必要があるのでしょうか?
今回は企業が備えておくべき情報に対するセキュリティ対策についてお伝えします。
1.セキュリティ対策とは
セキュリティ対策とは、企業や組織が保有している情報を守るために、様々にリスクに備えておくことです。
近年はクラウドサービスや、AIなどの普及により、企業活動においてインターネットはなくてはならないものとなっています。
しかし、インターネットを活用するということは、ウイルスやサイバー攻撃などのリスクは避けては通れません。
そのため、そういった問題に対するリスクマネジメントを行い、パソコンやインターネットが安全に使用できるように企業として対策を講じることがセキュリティ対策になります。
2.なぜセキュリティ対策が重要か
十分なセキュリティ対策が図られていないと、情報流出や企業のシステムが停止してしまうなどのトラブルが発生する可能性があります。
また、セキュリティ対策を講じていない場合の被害は、直接的なものだけにはとどまりません。
個人情報の漏洩などを起こしてしまえば、企業としてのイメージは低下し、その後の企業活動にも大きく影響してきます。
新規の営業が難しくなったり、採用活動における応募数が減少してしまうなんてこともあるかもしれません。
このように、企業活動全体に大きな影響を与えかねないため、セキュリティ対策には万全の投資を行っておくべきでしょう。
3.セキュリティ被害のよくある例7選
ここまではセキュリティ対策の重要性についてお伝えしてきました。
ここからはセキュリティ関連のよくある被害例について紹介していきます。
①標的型攻撃
企業や団体などの特定の組織を標的として、情報を窃取するような攻撃です。
メールにウイルスを含んだファイルやURLを添付し、これらをクリックさせることでウイルスに感染させ、攻撃してきます。
②ビジネスメール詐欺
ビジネスメール詐欺は、取引先企業や金融機関、弁護士などになりすまし、メールを介して送金の指示をしてくるといった詐欺になります。
一方の企業には「口座が変更になった」、もう一方の企業には「入金が遅れる」といったメールを送るなど、その手口は非常に巧妙です。
③ランサムウェア
ランサムウェアとは、「Ransom(身代金)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせて作られた言葉であり、インターネットウイルスの一つになります。
ランサムウェアに感染してしまうと、会社のデータが暗号化されたり、ロックされたりして、利用することができなくなってしまいます。
そしてそれらの制限を解除するために、身代金を要求されます。
業務に影響をきたすだけでなく、金銭的にも大きな影響が出る攻撃となっています。
④サプライチェーンの弱点を狙った攻撃
サプライチェーンとは、原材料の調達から商品を作り販売するまでの一連の流れのことをいいます。
そのサプライチェーンは1社で完結するものではなく、外部の複数の会社を巻き込んでいることが多いです。
そしてその穴をついたような攻撃も存在します。
サプライチェーンのうちの1社でもセキュリティ対策が十分でなく、情報が漏洩してしまうと、それらに関連していたサプライチェーン企業すべてに影響が出てしまいます。
これがサプライチェーンの弱点を狙った攻撃です。
⑤インターネットサービスからの情報漏洩
サプライチェーン以外にも、企業活動の中で関わっている企業は多いでしょう。
その中でも、利用しているインターネットサービスが攻撃を受けた場合、自社に被害が出ることもあります。
特に個人情報やクレジットカード情報を登録している場合は中位が必要です。
⑥内部不正による情報漏洩
外部ではなく、内部から攻撃を受けるケースもあります。
悪意を持った従業員が、自社の顧客データを競合他社に販売したり、転職先で利用するケースも存在します。
外部だけでなく、社内でのルール作りなどによるセキュリティ対策も重要です。
⑦不注意による情報漏洩
意図的ではなくとも、セキュリティ被害を受けてしまうこともあります。
例えば重要なメールの送り先を間違えてしまったり、個人情報を隠し忘れたファイルを送ってしまったりなどが挙げられます。
4.セキュリティ対策のポイント
この章では、前の章に挙げたような被害を未然に防ぐようにするためには、どのようなセキュリティ対策を行っていくべきかについてお伝えします。
①セキュリティソフトを導入する
まず取り組むべきはセキュリティソフトの導入です。
これによりすべてが解決するわけではありませんが、これによりウイルスを発見し感染することを防げるようになります。
また、セキュリティソフトは導入して終わりではなく、更新することが重要となるため、自動更新などに設定しておくと良いでしょう。
②ソフトウェアを常に最新の状態にする
セキュリティソフトだけでなく、使用しているOSやソフトウェアを常に最新の状態に更新しておくことも重要です。
古いバージョンのままだと、セキュリティ面が弱い場合もあるので、早めにアップデートを行うようにしましょう。
③パソコンやモバイル端末の管理を行う
ソフトウェアだけでなく、ハードウェアから制限を行って、セキュリティ対策を図ることも重要です。
USBなどの外部メディアを取り込めないようにしたり、無線LANの接続を社内のものだけに制限したり、などの工夫をしていきましょう。
④パスワードを設定する
社内で利用しているシステムなどにパスワードを設定することも重要です。
またパスワードはいくつものサイトで同じものを使いまわしたり、生年月日などの単純なものは使うなどは避け、適切に設定するようにしましょう。
⑤社員教育を徹底する
外部への対策だけでなく、自社の内部への対策を講じることも大切です。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
セキュリティ対策を怠ってしまうと、事業に対する被害だけでなく、企業活動全体に大きな影響を与えるリスクがあります。
どのようなセキュリティ被害があるかを確認し、それらに対応できるようなセキュリティ対策を実施してみてはいかがでしょうか。
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