VBAとは?マクロとの違いや効率化できる業務について解説!

2021.11.16
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ここでは、よくDXを活用する上で利用されるVBAについて、説明をさせていただきます。VBAという単語をよく耳にすると思いますが、中身について、皆様はご理解されていますのでしょうか。簡単ではありますが、要点を絞って説明させていただきますので、最後までお付き合いください。

Ⅰ-1:VBAとは?

VBAとは、Microsft 社が提供するMicrosft Officeの拡張機能のプログラミング言語で、「Visual Basic for Applications」の略になります。

プログラミング言語では、Visual Basicと同じ機能を持つ本格的なプログラム言語と言えます。

Excelでの業務でよく使われているためかと思われますが、「マクロ」という形で触れた方が多くおられ、VBAはExcelの機能というイメージがありますが、実際は、Microsft Officeに標準搭載されている機能ですので、WordやPowerPoint、Access、Outlook、Internet Explorer、Microsft Edgeなどにも実装することが可能です。VBAを活用することで、Microsft Office製品の機能を拡張して、より効果的に利用することが可能になります。

Ⅰ-2:マクロとの違い

VBAとマクロを同じものと誤解されることがよくありますが、それぞれ異なるものです。正しく理解しましょう。

マクロとは?

マクロとは、一般的に「コンピュータの処理を自動化する技術」のことを意味しており、Microsoft社の言葉ではありません。しかし、今ではMicrosoft Office上での処理を自動化するための機能名称として多く認識されています。

実際に、Microsft Office製品では、リボンに表示される「開発タブ」(初期設定では表示されず、設定情報を変更しなければ表示されません)に「マクロ」があり、その中にマクロ機能やVBAのボタンなどが用意されているため、マクロとVBAが混同されやすいのかもしれません。

VBAとマクロ

インターネットや書籍などでも多くのところで、VBAとマクロは同意義のように使われていますが、実際は、VBAとマクロは全く別物です。VBAは、マクロを作成するためのプログラミング言語です。ユーザーがExcel上でマクロを記録すると、Excelの内部で、プログラミング言語であるVBAコードに変換されて保存されます。

このようにマクロはあくまで手順を記録し、実行するための機能になります。一方で、VBAは、マクロを保存してアプリケーションに正確に伝えるための言語です。VBAとマクロを明確に区分して使い分ける必要はありませんが、最低限の理解はしておきましょう。

Ⅱ-1:活用するメリット

①Excelに備わっている機能では実現できない処理が実現できる

例えば、ボタンを押すと処理が実行されるなどの機能も、VBAでボタンを押したときの処理コードを記述しなければ、実現ができません。これが最大のメリットです。

②計算処理をまとめることができる

複雑な計算式をExcelの関数や式で記述することが厄介になる場合がありますが、この計算式をVBAにすると、複雑な計算も見やすく簡潔に記述することができます。

③大掛かりなシステムが開発できる

VBAには、Windowsのコアな機能を利用することも出来、またはテキストデータやCSVデータ、ACCESSと連携することも出来、Excelをベースにした大規模なシステムの一部にもなります。

④同じ処理を一つのソースコードで対応できる

Excelファイルの中に同じ処理が散在することがよくありますが、このような場合、VBAコードを記述して、VBAを呼び出せるようにしておけば、処理内容をVBAの中に局所化出来ます。

Ⅱ-2:活用するデメリット

①VBA知らないとメンテナンスが出来ない

VBAのコードをメンテナンスするにはVBAの知識が必要になります。学習コストは比較的低いですが、ゼロではありませんし、学習内容も全体を体系立てて覚える必要があります。そのような中、VBAコードを作成した方がいなくなると誰もメンテナンスが出来ない状況になります。

②セルの仕様変更に弱い

Excel内でセル参照であれば、ある範囲のセルを削除、あるいは挿入すると、参照先のセル情報が自動的に調整されますが、VBA内ではそうはなりません。すべて手作業で参照先を正しく修正する必要が発生します。ここが、最大のデメリットと感じます。

Ⅲ:どのような業務に向いているか

① 集計

大量データを短時間で、利用者が思うような集計結果を得ることが出来ます。ピボットテーブルなどを利用することで容易に行なえます。

② テンプレートへの反映

例えば、Excel上で算出された請求情報を、定形の請求書テンプレートに転記して作成することが可能です。

Ⅳ:VBA開発、運用に必要な人材

① 開発

VBA開発に限らずシステム開発を行う上で、現状と問題点を理解し、その中からシステムを使って問題点をどのように解決するか、できるかを考える必要があります。VBA開発でのメリットなどは前述しておりますので、その優位性を理解し、VBAコードを用いて問題解決を進められる人材が必要ではないでしょうか。

② 運用

運用だけであれば、そのVBAコーデが何を実行してくれるかを理解し、正しく実行、処理されているかの確認ができればと問題ないと思います。ただし、これに「保守」が加われば、必然的にVBAの知識は必須になります。前述のデメリットにも記載しましたが、知識がなければメンテナンスが出来ません。メンテナンスが出来なければ、業務に変化が生じたときに対応が出来ず、使えないシステムになってしまいます。

まとめ

いかがでしたしょうか?

比較的身近なExcel周りでよく耳にするVBAについて、認識を深めていただけましたでしょうか。マクロとの違いについて、理解できましたでしょうか。

プログラミング言語は非常に多くの種類があり、その言語毎に特性や向き不向きがありますので、構築したい仕組みや構築環境などを考えて選択することが大事ですが、VBAに関しては、初心者向けで大掛かりな設定や環境が不要ですので、取り組みやすいのでないかと思います。

また、煩雑な業務をボタン一つで解決することも可能です。

VBAの活用について、ご自身で学習し活用する、あるいはVBAを習得している人材を採用して活用するなど、業務の生産性や効率化の向上にお勧めいたします。

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